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会社や事業を買収できない個人の4つの特徴

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会社や事業を買収できない個人の
4つの特徴について解説

スモールM&Aアドバイザーを務めていると、会社や事業を買収したい経営者からのご相談だけではなく、会社に勤務しておりM&Aで独立を希望される方からのご相談も受け付ける事があります。

高齢化により後継者不足でお悩みの経営者が多くいらっしゃるこのご時世に、会社や事業を買収し事業を継続させたいというお考えは、とても尊く素晴らしい事です。

このような方とは、仲介案件(売り手と買い手のM&Aアドバイザーが同一)の場面でもご面談する事がありますが、残念ながらM&Aを成約できない人には特徴があります。

今回は、「会社や事業を買収できない個人の4つの特徴」を、解説致します。

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会社や事業を買収できない個人の 4つの特徴について解説

それでは、会社や事業を買収できない個人の4つの特徴についてを解説して行きます。

そもそもビジネスマナーがなっていない

根本的な部分となりますが、そもそもビジネスマナーがなっていない人です。

M&Aマッチングサイトにおいては、売り手の実名開示依頼は、買い手の実名を開示したうえで依頼する事が通例となっています。

その際、挨拶文や買い手情報、自社(自己)PR、買収動機、買収後のイメージ、希望買収金額を送り、交渉を打診する事が望ましく、何の挨拶文もなく、実名開示を依頼する事は、交渉をお断りされる可能性が高くなります。

ひどい買い手だと、自身は実名を開示しない状態で、秘密事項を質問してきます。

こういった部分は「M&A交渉上のお作法」として注意するべきところです。

また、とにかく返信が遅いという事も挙げられます。

売り手としては、実名開示や質問事項に対して回答をしたにもかかわらず、返信が遅いと不安になります。

逆に返信が早いと、売り手に対し好印象を持たれることがあるので、交渉もスムーズに進行する可能性が高くなります。

M&A交渉上のマナーだけではなく一般的なビジネスマナーについても気を付けなければなりません。

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熱意・情熱が足りない

優良な売り案件へは買い手が殺到します。

特にM&Aマッチングサイトにおいては数多くの問い合わせが入り、売り手に交渉先として選んでいただくだけでもかなり苦労します。

法人に比べ信用力に劣る個人であればなおさらで、どれだけM&Aに対して熱意・情熱があるかを試されます。

売り手との交渉は真摯な姿勢で臨む事は勿論、業界研究や税務会計、労務関係、ビジネス法務など多種多様な勉強をし、売り手にアピールする必要があり、この部分で心が折れてしまう買い手も多く、交渉よりも高いハードルとなっています。

本当にM&Aを成約させたいのか?買収後はどの様な経営をしたいのか?経営者になる覚悟はあるのか?あなたの本気度はいか程でしょうか?

交渉に入る前に今一度、自分に問いかけてみて下さい。

買収に踏み切らない理由を探している

個人がM&Aをする際の交渉破綻(ディールブレイク)の主な要因は、以外にも買い手の心情的な部分です。

交渉が進むにつれ、「自分は経営者に向いているだろうか?」「買収後、経営に失敗したらどうしよう」など、ネガティブな感情に押しつぶされそうになり、せっかく基本合意まで締結したにも関わらず、ブレイクしてしまうケースも珍しくありませ。

検討している案件が優良案件だったとしても、「家族に反対された」「資金面で心配」など、何かにかこつけて買収に踏み切らない理由を探している方は結構いるのです。

そうこう悩んでいるうちに、他の買い手候補に基本合意を締結されてしまう事もざらにあります。

残念な気持ちもあるようですが、話が流れて内心は安心してしまう人さえいます。

これはM&Aを検討する事に限らず、起業するか否かも同様です。

絶対に独立するという強い意志を持った上でM&A交渉に臨むようにしましょう。

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資金不足

資金がないのはかなり致命的です。

個人M&Aの場合、法人に比べ信用も資金も圧倒的に劣勢となり、売り手も交渉を継続するかどうか不安視する傾向にあります。

買収資金を金融機関からの借入で賄う事も良いのですが、最終的な融資判断は買収先の経営状況だけではなく、個人の信用力にかかっています。

現状、住宅ローンなどの大きな借入などがあると希望融資額に届かない事もざらにあります。

自己資金の準備は、必ず行うようにして下さい。

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まとめ

以上、「会社や事業を買収できない個人の4つの特徴」を、ご説明しました。

M&Aして経営者になるのか?起業して経営者なるのか?どちらにせよ経営者に向いていない方は会社や事業を買収できない傾向にあります。

M&Aも起業も目的ではなく、その後の経営をどのように成功させるかが、目的となります。

M&Aも起業も成功あくまで成功するための手段でしかありません。

目的と手段を取り違えてはいけないのです。

買収後の将来は、今後の人生の将来でもあります。

今後の人生のビジョンを明確にし、M&Aに挑戦しましょう。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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