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個人向けスモールM&A講座 第6回「検討材料の整理・精査方法のポイントとは?」

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「検討材料の整理・精査方法のポイントとは?」

個人向けスモールM&A講座、第5回では「トップ面談はどう進行すればいい?」を、解説しました。

《前回記事》

個人向けスモールM&A講座 第5回「トップ面談はどう進行すればいい?」

スモールM&Aの重要なフェーズである、売り手とのトップ面談も終了しほっと一安心しているあなた。

しかし、本当の闘いはこれからです。

売り手とは、今後も買収を前提に交渉していくのかの検討をしなければなりません。

せっかくお互いに忙しい中、面談まで漕ぎつけたのです。

意思決定を早期に下さなければなりません。

以前、投稿した記事でもお伝えしましたが、スモールM&Aはスピードが命です。

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企業買収を希望者されている方必見!スモールM&Aはスピードが命!

そのためには検討材料の整理・精査が必要です。

ではスモールM&Aにおける検討材料の整理・精査方法のポイントとは何なのでしょうか?

サラリーマン向けスモールM&A講座、第6回目は「検討材料の整理・精査方法のポイントとは?」です。

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スモールM&Aにおける 検討材料の整理・精査方法のポイントとは?

トップ面談前までは、事前にいただいた資料やメールでの質問内容からざっくりした買収検討をしてきましたが、トップ面談後は、より具体的な買収検討をしていかなければなりません。

ここでは、スモールM&Aにおける検討材料の整理・精査方法のポイントをご説明します。

トップ面談でのヒアリング内容のまとめ

まずはトップ面談のヒアリング内容を必ずまとめてください。

面談前の情報とは比べ物にならないくらいの情報を入手できたはずです。

前回の記事でも記載しましたが、後々のトラブル防止の為、売り手へも議事録はお送りすることをおすすめします。

そして、ヒアリング内容による検討ですが、条件、交渉価格、そして買収した場合のプラス要素とマイナス要素を箇条書きで構わないので、自分なりにまとめてください。

そうすれば、自ずと今後交渉を進めるか否かの判断がついてきます。

収集資料の精査

トップ面談も済み、履歴事項全部証明書、定款、株主名簿、決算報告書、法人税申告書、勘定内訳書など様々な資料がお手元にそろって来ていることでしょう。

これらの資料を精査する事で、より売り手への理解も深まります。

特に決算報告書につては、三期比較できる資料をエクセルで作成してみると、よりキャッシュの流れが見えてきます。

履歴事項証明書や株主名簿なども同様、自分なりにまとめてください。株主や取締役の異動、会社住所の変更などいろいろなものが見えてきます。

要するに、資料から得られた情報を自分なりに可視化していくのです。

なぜこの作業が必要かというと、収集資料を元に情報をまとめていくと多角的に見れるようになるので、新たな質問・疑問点が出てくるからです。

収集資料を閲覧するだけではなく、必ず情報をまとめるようにして下さい。

買収企業の印象は?

買収企業の印象重要な検討要素です。

代表者の人柄は?社内は整理整頓されているか?社内の雰囲気は?従業員の対応は?など枚挙にいとまはありませんが、重要なチェックポイントです。

こちらも何度もお話ししている通り、M&Aがゴールなのではなく、買収後の経営に目を向けなければなりません。

買収後、従業員とはうまくやっていけるか?自分でもやって行けそうか?

実際に現場を見ることで、新たな感情も出てくることでしょう。

トップ面談をオンラインで実施したのなら、次回の面談は必ず現地見学もさせてもらうようにしましょう。

特に工場などがあれば、機械や設備などを見せていただき写真も撮らせてもらうといいでしょう。

そしてこれらについても自分なりに文面や資料にしてまとめてください。

質問事項の作成

トップ面談のヒアリング内容、収集資料の精査、買収企業の印象を自分なりにまとめてみると、新たな質問・疑問点が出てきたことでしょう。

ここで重要なことは、頭だけで考えず、必ず情報を文章や資料にまとめるという事です。

しっかり可視化しておかないと、質問・疑問点だけではなく、買収リスクも見逃してしまうからです。

それらを踏まえ質問事項を作成し、売り手にメールで送って下さい。

トップ面談前と後ではかなり深堀した内容なっていることでしょう。

必要であれば、再度の面談の打診もするべきです。

何度も面談し、より深い検討材を収集する事が重要です。

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まとめ

以上、「検討材料の整理・精査方法のポイントとは?」を、ご説明しました。

何度もお話ししますが、重要なことは内容の「可視化」です。

これは自分に対する検討資料として利用するだけではなく、売り手に対してもリスクや問題点を示すことに役立ちます。

それを踏まえた上での価格や条件の交渉が可能となります。

内容を可視化した資料があるのとないのとでは、検討だけではなく交渉にも多大な影響を与えるのです。

面倒な作業にはなりますが、内容の「見える化」は必ず実施した上で、買収検討するようにしましょう。

また最後になりますが、これも重要なことなので前回お話ししたことを再度掲載します。

トップ面談時に必ずやっていただきたい事があります。

それは、メモをしっかり取る事です。

当たり前の話ですが、交渉ではかなり重要なことです。

ヒアリング内容や、今後の交渉はどう進めるかの確認、そして、後で言った言わないの話にならないよう抜け漏れのないようメモを必ず取って下さい。

自宅に着いたら、トップ面談の議事録を作成し売り手にメールでお送りしてください。

これについては、事故防止の為に、交渉の都度必ず行ってください。

文章で残しておくとは今後の交渉だけではなく、基本合意やデューデリジェンス、最終譲渡契約書草案作成の際にも活用することができます。

くどいようですが、交渉議事録は必ず作成し売り手側にも共有しましょう。

可視化と議事録の作成。

当たり前のことを当たり前にこなす事が、買収成功の近道なのです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 

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