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弁護士、税理士、社労士、士業のハッピーリタイアは可能か?

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ハッピーリタイアは可能か?

以前、弁護士事務所、税理士事務所、社労士事務所のM&Aを成約させて頂きましたが、その噂を聞きつけてか、立て続けに弁護士法人の代表の方からの事務所売却のご相談を受けました。

士業事務所のM&A理由としては、「代表者の高齢による事業承継」が最も多いのですが上記、弁護士法人の代表者は、30~40代とまだまだお若く、働き盛りの方でした。

売却理由を尋ねてみると、「ハッピーリタイアメント」という事でした。

一般事業会社であれば、よく聞く売却理由ですが、士業事務所からまさかハッピーリタイアが出てくるとは思わず、驚愕しました。

士業事務所において、ハッピーリタイアのニーズはないものと高を括っていましたが、これは面白い時代になってきましたね。

弁護士事務所、税理士事務所、社労士事務所を経営されている方の中で、ハッピーリタイアを希望される方への一助になればと思い、今回は、「弁護士、税理士、士業のパッピーリタイアは可能か?」を、解説致します。

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結論から言うと、士業事務所のハッピーリタイアは可能です。

ここでは、ハッピーリタイアが可能な理由、むしろハッピーリタイアの方が高値で売却しやすい理由を解説致します。

ハッピーリタイアが可能な理由

ハッピーリタイアが売却理由となる業種の代表はIT企業です。

IT業界の慢性的な人材不足により、赤字企業でも社員数が多ければ、高値で売却できます。

士業事務所も同様で、事務所の人材不足は深刻な問題であり、買収需要が供給を大きく上回る傾向にあります。

また、買収する事による顧問先の囲い込みも可能となり、士業事務所の売却案件は今や人気案件となっているのです。

ご相談から成約までの期間も、弊社の実績としては、2~6か月間でまとまる事が多く、買い手候補も複数事務所が競合する傾向にあります。

売り手事務所が、本気で売却に打って出れば、早期成約も可能と言えるのです。

ハッピーリタイアの方が高値で売却しやすい理由

売却理由の際たるものは、「代表者の高齢による事業承継」ですが、この場合、売却希望価額に届かないケースが散見されます。

というのも、上記理由の場合、代表先生も高齢の為、顧問先を年々減らしていたり、それに伴い、所員を整理しているケースが殆どです。

事務所収益の源泉は言うまでもなく、顧問先と所員です。

これが減少傾向ともなると、買い手事務所もディスカウント交渉を持ちかけてくるので、売却希望価額に届かなくなってしまうのです。

一方、ハッピーリタイアの場合、顧問先数、所員数も多く、経営も右肩上がりです。

特に所員においては、30~40代の若い所員が多く、将来性も見込め、買い手候補が競合する事により、希望売却価額での交渉がしやすいのです。

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まとめ

以上、「弁護士、税理士、社労士、士業のハッピーリタイアは可能か?」を、ご説明しました。

弁護士、税理士、社労士はじめ、士業事務所の買収需要は他の業種よりも多く買い手交渉は困難を極めます。

弊社仲介の下、交渉に参戦いただき、残念ながら成約に結び付かなかった買い手候補の方も、他の事務所売却案件が出てきたら直ぐにでも連絡が欲しいと連絡を催促されているくらいです。

一般事業会社のハッピーリタイアが一般的になってきたこの時代、士業事務所の売却でハッピーリタイアを狙う事は、いわば時代の最先端を走っていると言っても過言ではないでしょう。

今回の記事が、弁護士、税理士、社労士はじめ、士業の方のM&A成約の一助になれば幸いです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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