顧問先の事業承継のご相談を
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事務所に来た顧問先からの事業承継のご相談を、合同会社アジュール総合研究所にご依頼ください。
今回は、税理士・会計事務所よりご相談いただく一例をご紹介します。
ご相談内容
顧問先より事業承継の相談があった。
その方は、高齢であり、最近では持病も酷くなり、早期の現役引退をご希望されていた。
この相談を受け現状、事務所内で工数の多い事業承継・M&A業務を行えるかを検討。
結果、毎月の決算業務や、月次監査でとてもじゃないが、キャパオーバーで受け付けられないと判断。
しかも、顧問先の至急扱いということで、そのご要望にも到底、応えられそうにない。
その時、先日参加した大手M&A仲介業者のセミナーを思い出し、そこで名刺交換した営業に連絡。
後日、顧問先、M&A仲介業者の営業、私とで面談することとなった。
ヒアリングも無事終了し、安堵していたのもつかの間、M&A仲介業者の営業から一通のメールが届いた。
内容は、顧問先の事業規模が小さく、受付できないとの事だった。
その知らせに、顔面蒼白となる。
いったいどうしたら良いのか……
事業規模の小さい顧問先の事業承継・M&Aを快く受け入れてくれるM&A仲介業者はあるのだろうか?
ご相談へのご回答
スモールM&Aアドバイザーのアジュール総合研究所では、小規模事業を営まれている方の事業承継・M&Aのご相談を専門に承っております。
顧問先の事業承継のご相談を、M&A仲介会社にお話を持ち込んでも、案件サイズが小さくお受付していただけなかったというご経験はございませんでしょうか?
それもそのはず、その理由は大手M&A仲介業者の料金体系をご覧いただけますとご理解いただけるでしょう。
M&A報酬は一般的にレーマン方式という報酬体系となっていますが、取引価格のレンジが、億単位で用意されていることと、最低報酬が1,000~1,500万円となっています。
もともと大手M&A仲介業者は小規模事業のM&A相談受付は想定していないのです。
ではM&A仲介業者に断られたらどうするかという話になりますが、
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などが、ありますがどれも難しいでしょう。
まず1は論外です。
そもそも1を試みたが自力で遂行できず、事務所に相談に来ているわけで再度1を試みても完遂することは難しいです。
2についても、ITスキルが少ない、ご高齢の方がパソコンを使用しインターネットを介して交渉することは非常に難儀なことです。
3については可能性は大きいですが、ハードルになってくるのは事務所内のリソースです。
ただでさえ毎月の月次監査や決算処理に追われているにもかかわらず、工数にボリュームのあるM&Aの手続きは、かなり重くのしかかる事でしょう。
スモールM&Aアドバイザーに依頼するメリット
顧問先の事業承継をスモールM&Aアドバイザーに依頼するメリットは、
M&A専門家に任せれば、顧問先のご要望も、事務所内のリソースの問題も解消できる
という一言に尽きます。
M&A仲介会社では、予め購入希望先ともコネクションがあるので、早期に複数の買い手候補との交渉に移れます。
また、彼らはM&Aを専門としており、当然案件クロージングに注力してくれます。
事務所側としては、全てお任せで、通常の業務に影響を与えることは、ほとんどありません。
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まとめ
今回は、弊社に最もよく来るご相談をご説明しました。
過去に、顧問先の事業承継・M&Aが税理士・会計事務所の新たな収益源になるという記事を掲載しております。
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併せてお読みいただきたいのですが、事務所内のリソースで顧問先の事業承継を処理できない場合であっても、業務を依頼したM&A仲介業者から、ご紹介料という形で収益をあげられます。
外注してにもかかわらず、費用ではなく利益が出るのは、税理士・会計事務所にとってもプラスになる話です。
事務所良し、顧問先よし、M&A仲介業者よしの『三方良し』が成立するのです。
後は、M&A仲介業者の使い分けです。
M&A仲介業者には、それぞれカラーがあり、ある特定の業種に特化しているや、大型M&Aやミドルサイズ、スモールM&Aと得意としている案件サイズがあるなど、様々です。
スモールM&Aについても、個人事業主はお断りの業者もあります。
M&A仲介業者に顧問先に事業承継を依頼する際は、予め確認するようにしましょう。
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